NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク

秋田県「湯沢保育園」&森林インストラクター小沼さんの連携  

子どもの森づくり運動では、どんぐりを拾い、育て、植える活動の中で、全国の森林インストラクターさんはじめ、いろんな方々のご協力をいただいております。そんな活動の中で今回は、秋田県の保育園&森林インストラクター小沼さんの素晴らしい連携事例をレポートします。

秋田県「湯沢保育園」では、森林インストラクターの小沼啓作さんとの 連携で、”子どもの森づくり運動”を展開しています。
拾うこと、育てる際の注意、植えるときのご指導、植えた後の手入れまで一貫してご指導いただいています。
もう少ししたら、卒園児なども手入れに加わってくださると素敵ですね。
早速、今回のお手入れのレポートをご紹介します。

~森林インストラクターの小沼啓作さんより~

10月12日
11時から愛宕公園に出向き2010年に湯沢保育園が 植樹した樹木を見たところ大幅な手入れが必要でした。
*4時間ほどかけて9本の樹木全部について手入れを実施しました。
1.2mの積雪から被害を最小にする為の下枝除去。
2.健全な育成のために必要な樹形を整えました。
3.樹上のアリの巣防止対策

 

<手入れ前の状態>

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*現在9本の樹木の状況
1.ミズナラ2本は高さ3mでドングリを3個付けていました
2.コナラ3本は2m以上に育っています
3.クヌギ1本は1.5mで健全
4.カシワは1m位で健全
5.ヒロハゴマギ2本は1.5mで健全。鳥のため将来赤い実をつけます。

 

<手入れ後>

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~湯沢保育園 岸園長先生より~

10月21日
小沼様よりお手紙を頂き、次の日早速公園に行ってまいりました。
ご報告の通り、雪対策が施されておりました。
2メートルほどの樹木が9本、一人で感激しておりました。
今週小遠足があり公園にまいります。
どんぐりの様子を写真に撮りたいと思っています。

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さて。

小沼さんには、事務局も大変お世話になっております。
と、いいますのも、現在展開している、”子どもの森づくり運動
東北復興グリーンウェイブ”は、東北の子ども達がどんぐりを拾い、
そのどんぐりを全国の参加園にお送りし、3年目の5月に岩手に返して
いただくという活動ですが、やはり、全国で育つ際、枯れたりして
しまいます。そのためにバックアップの苗木を育てておくのですが、
この苗木育てを小沼さんにお願いしております。

そのバックアップ苗木の状況も届きましたので、レポートします。

~森林インストラクター 小沼啓作さんより~

11月15日
本日,秋田は昨日からの雷やアラレ混じりの雪になりました。
育成中のコナラの苗は約50本の内半分が紅葉して落葉が始まりましたので
ガラス張りの玄関内の風除室に移動しました。
(風除室とは,寒い秋田のような雪国では玄関が二重にガラスで防護されます)
凍結や雪の害から7cmの幼苗を守ることができます。細根が活着しています。
ご安心下さい。春まで安心です。水も切らしません。

P1010178 (640x480)

 

 

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いつも頼りにしてします。本当に心強い!
ありがとうございます。
引き続きよろしくお願い申し上げます。

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今回は、秋田県のご紹介をさせていただきましたが、全国では、森林インストラクターさん、

県市町村の森林関係者、地元の森のNPO団体などたくさんの方にご協力いただき、保育園、

幼稚園の子ども達のために共働いただいております。

この場をお借りしてお礼申し上げます。

今後も広がり続ける子どもの森づくり運動、ご協力いただける団体の皆様、今後ともどうぞ

よろしくお願い申し上げます。

 

事務局 勝目

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