NPO法人子どもの森づくり推進ネットワーク

東北復興GW 岩手県山田町「苗木のお披露目会」レポート

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2013年5月22日、グリーンウェイブの日に、岩手県山田町の三つの保育園(織笠保育園、山田町第一保育所、
豊間根保育園)合同の「苗木のお披露目会」が開催されました。育てられているどんぐりは、「東北復興グリーン
ウェイブ」の活動で昨年秋に拾われ、全国の幼稚園・保育園に届けられたどんぐりです。

今年の東北の春は、GWに雪が降るなど天候が不順でなかなか暖かくならず、プランターに植えたドングリが、
なかなか発芽しませんでした。子どもたちや保育士さんたちが、「お披露目会」に間に合うかどうかとても心配した
そうです。
それでも、そんな願いが届いたのか、どんぐりたちは数日前には小さいながらちゃんと芽を出してくれました。

 

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お披露目会は、まず山田町での活動を応援してくれる方々から応援メッセージをいただきました。
まず、来年、全国から集まってくる苗木の植樹フィールドでお世話になる山田町農林課の尾形課長さん、
そして、事務局と共に全国で活動をサポートする日本郵政グループから豊間根郵便局の飛内局長さんから
ごあいさついただきました。

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山田町 農林課 尾形課長さん

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豊間根郵便局 飛内局長さん

 

その後、豊間根保育園、織笠保育園、山田町第一保育所の順番で、園長先生や保育士さんから、それぞれの園で発芽した
苗木をお披露目していただきました。なかなか暖かくならない気候の中、本当に芽がでるかどうか心配していた様子とか、
そんな厳しい環境の中、頑張って芽を出してくれた元気な苗木だからきっと大きくなるぞとか、一生懸命お世話している
エピソードが紹介されました。

それから、どんぐり博士の河内さんの指導で、苗木を大きく育てるために発芽したどんぐりの苗木をプランターから
ポットに植え替えました。芽がまだ小さいので、みんな慎重に、恐るおそる植え替えていました。

 

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現在、全国ではここ山田町をはじめ、岩手県水沢市、そして宮城県岩沼市の三か所で、それぞれ地元の保育園の
子どもたちが拾って届けてくれたどんぐりが全国、約40園の幼稚園・保育園で育てられています。

これから山田町のこどもたちと全国の子どもたちは、来年の春まで、共に発芽したどんぐりをみんなで大きな苗木に
育てる活動となります。そして育てられた苗木は、2014年5月22日の「グリーンウェイブ2014」の日に、
ここ山田町の一画に植えられます。

事務局では、本活動を通じて、被災地の緑の復興に寄与すると共に、被災地の子どもたちと全国の子どもたちが、
どんぐりの絆で結ばれることを願い、そのための交流を積極的に推進したいと思っています。

「東北復興GW」の活動で、どんぐりを育てている各園からのレポートをお待ち申し上げます。

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